SRBユニット用オープンカバー

SRBユニット用オープンカバー

SRBユニット用オープンカバー

COCベアリングは大変長持ちします。そのため屋外での使用では雨などでクロスロックのナットが錆びてしまう場合があります。

今回ご紹介する新鉄板オープンカバーとVリングシールは泥や水からベアリングを守ります。既存のエンドカバーに加えてこのような屋外の使用条件に対応します。

型成形のVリングゴムシールはシャフトに伸ばして押し込んで固定され、シャフトと一緒に回転します。シールリップはシャフトではなくカバーに接触します。そのためシャフトはシールリップによる摩耗はありません。

オープンカバーのシールリップが接触する場所はテーパー形状になっていて、ベアリングが調心してもいつも同圧で接触を維持します。

高速の使用条件でベアリングが非接触シールでオープンカバーを使う場合、シールとオープンカバーの間に隙間を設けてシールリップが接触しない様にします。Vリングシールはスリンガの様に追加の壁となります。

オープンカバーにはプラグ付きのドレン穴があって、非接触シールの使用条件ではプラグを外して侵入する水を排出できる様にします。

新オープンカバーは2022年3月から販売を開始する予定です。

ケーススタディ : CX2SN15-065L

ケーススタディ : CX2SN15-065L

繊維製品メーカー様の蒸気用送風機 (1900RPM)

交換前
SN515

ユニットの表面温度は2ヶ月で110℃ になってしまう。
グリースは2ヶ月に1回交換し、交換後の温度は一時的に80℃に下がる。
グリースガンでは全てのグリースを交換出来ないのでプランマブロックを分解し手作業で古いグリースを清掃している。この作業に2時間かかる。

交換後
CX2SN15-065L

交換直後ユニットの表面温度は120℃まで上がった後、余分なグリースが排出され24時間後に80℃まで下がる。
それ以後はずっと65~80℃のまま安定している。
グリス交換の工数削減と装置ダウンタイムの短縮を実現されました。

南アフリカからのフィードバック

南アフリカからのフィードバック

この石炭粉砕ハンマーミルはひどい粉塵と振動で、22211 E1 KC3自動調心ころ軸受が入ったSNK511のプランマブロックで4〜8週間が寿命です。石炭の粉塵が軸受内に侵入し異常となります。

COCの CX2SN11-050 は2020年の10月1日から2021年の6月7日まで問題なく稼働しました。従来の1.5ヶ月ごとの時間のかかる脱着作業に対して簡単な脱着で8ヶ月の稼働という大きな改善となりました。