
特許取得のアダプタによる締結システムのクロスロックCROSSLOC™は軸上のキャップボルトで一方向から締め外しを行うことが出来ます。4箇所を対角に締めて取り付け、緩めて取り外しが可能です。必要な工具は六角レンチ1本。交差の大きいアンダーサイズのシャフトに大変有効でスリーブ全体で幅広くシャフトを保持します。

簡単な取り付け&取り外し
振動コンベア
CX2SN20-090L (1480rpm)
CROSSLOC™クロスロックはアダプタの脱着のもっとも簡単な方法です。 キャップボルトを以下のように締め付けます。必要な工具は六角レンチだけです。スキマゲージは必要ありません。
アダプタはユニットベアリングの最善の締結方法です。何故ならシャフトに傷を付けず、アンダーサイズのシャフトであってもシャフトを全周から均一に締め付けることが可能だからです。
CROSSLOC™は他のどんなロッキングタイプよりも接触面積が広いロックです。スリーブ全体で締め付ける為、振動も減らします。

COCの取り付け方法は画期的でこれを営業活動でもっと強調するべきだと思います。

軸の推奨交差
CROSSLOC™はアンダーサイズシャフトに対応します。
Shaft Dia. | Setscrew Collar Mount | CROSSLOC Mount |
---|---|---|
1 7/16 - 2 in. | - 0.0015 in. | - 0.003 in. |
40 - 55 mm | - 0.038 mm | - 0.076 mm |
2 3/16 - 4 in. | - 0.002 in. | - 0.004 in. |
60 - 100 mm | - 0.051 mm | - 0.102 mm |
4 7/16 - 5 1/2 in. | - 0.003 in. | - 0.005 in. |
110 - 140 mm | - 0.076 mm | - 0.127 mm |
一体型ハウジング
& 給油済み
SN
CX2SN
CROSSLOC™ 自動調心ころ軸受と2穴SN寸法のハウジングのユニットです。
CX2SNはSNプランマブロックと 100%互換性があります。組み立て済みでグリースも封入済みですので箱から出してすぐに使用出来ます。従来のSNプランマブロックに比べて6倍早く取り付けが可能です。

SAF
CROSSLOC™ 自動調心ころ軸受と2穴および4穴SAF寸法のハウジングのユニットです。
CX2SAFおよびCX4SAFは一般のSAFプランマブロックと100%互換性があります。箱から出してすぐに取り付け可能で、従来のSAFプランマブロックユニットに比べて6倍早く作業を完了出来ます。
CX2SAF

CX4SAF

内径が125ミリまたは4-15/16″以上のCROSSLOC™は6個のキャップボルトで締め付けます。またハウジングにはアイボルトが付きます。


トータルコスト低減
従来のSNとCLOSSLOC™ SNのコスト比較例
- 従来のSNのコスト (プランマブロック+ SRB + アダプタ + リング + シール + 潤滑剤の合計額) 78%
- CROSSLOC™ SNのコスト (組立済みのCROSSLOC™ベアリングユニット) 100%
- 従来のSNの取付け技能コスト (部品の組立てとアダプタの取付けおよび給油) 25%
- CROSSLOC™ SNの取付けコスト (技能要求なしのキャップボルトの締付け) 3%
- 従来のSNの取外し技能コスト (部品の解体、潤滑剤の清掃、アダプタの取外し) 21%
- CROSSLOC™ SNの取外しコスト (技能要求なしのキャップボルトの緩め) 2.5%
グリース初期封入量の比較
- SN517 プランマブロックユニット (500 g) 100%
- CROSSLOC™ CX2SN17-075 (132 g) 26%
油使用量を減らすことは環境に重要です。

円筒穴軸受同寸法

360°保持 & 損傷なし

私達はアダプタ締結がベアリングユニットに最良であると考えます。それは100%全周からアダプタスリーブの長さでシャフトを均一に保持するからです。私達のクロスロックはアダプタ締結でいつも問題となる難しい取り付けを簡単にしました。それでは今までの止めねじタイプのユニットをどうやればクロスロックに取り替えることが出来るでしょうか?クロスロックユニットはアダプタを利用するために、止めねじタイプのユニットより1サイズ大きく、心高も取り付けピッチも異なります。クロスロックCXCがこれを解決します。
クロスロックCXCの外径は止めねじCS内径円筒ベアリングと同じです。これはSNやSAF用のクロスロックCXベアリングより1サイズ小さいベアリングです。薄く緩いテーパーのオリジナルのアダプタスリーブと内輪をクロスロックCXC用に設計し、CS止めねじベアリングと互換性を持たせました。構造は従来のクロスロックCXと同様にとてもシンプルです。
クロスロックはアダプタスリーブの長さで全周からシャフトを保持しシャフトに傷や振動を与えません。キャップボルトによる締結システムは誰にでも簡単で、マーキングやナットがどれくらい回転したかを数える必要はありません。

22200KとクロスロックCXベアリングはアダプタを利用するのでCS止めねじロックベアリングよりも1サイズ大きいです。クロスロックCXCベアリングは薄く緩いテーパー角度のアダプタと内輪を使うことによりCS止めねじロックベアリングと同サイズです。
クロスロックと止めねじロックの比較

クロスロック CXC
- 4本のキャップボルトを締めてロック
-
アンダーサイズのシャフトを利用可能
-
全周から締め付け振動を防げる
-
スリーブの長さで最大の締結力
-
シャフトに損傷なし

止めねじロック CS
- 2本の止めねじを締めてロック
- カタログ推奨のシャフトサイズを使用
-
シャフトがアンダーサイズだと不均等な回転となり高速では振動が発生
-
シャフトに傷を作る

クロスロックCXCの締結方法
(ナットにレーザーマーキングの手順)
すべてのキャップボルトが緩んでいるのを確認する
左の図のように対角にキャップボルトを締め付ける。数回繰り返す。
トルクレンチでカタログのトルク値、またはハウジングのQRコードをスキャンしたページのトルク値でキャップボルトを締め付ける。
クロスロックCXCの取り外し方法
すべてのキャップボルトをすべてがフリーになるまで緩める。
キャップボルトを対角に反時計回りに回し、ロックが外れるまで繰り返す。