ロックナット vs CROSSLOC

アダプタロックはアダプタスリーブの移動によって締結します。外径がテーパーのアダプタスリーブが内径がテーパーの内輪とシャフトの間を移動しシャフトを固定します。通常はロックナットを締め付けることによってアダプタスリーブを引き込みます。

内輪幅の広い一体型のアダプタロッキング構造のロックナットを締め付けるのは大変難しいです。日本国内ではこの構造のユニットは販売されていませんので、参考程度に読んで下さい。ただ、海外ではこの構造の一体形が一般的ですが、それらの取扱説明書どおりの回転量まで締め付けるのはほどんど不可能に近いです。

それに対して弊社のクロスロックはキャップボルトを締め付けることでアダプタスリーブを移動させるため大変簡単です。考えられる理由は以下の通りです。

ロックナット

 

 

  • アダプタスリーブは止めねじタイプのベアリングと同サイズを維持するためとても薄い。そのためスリーブが変形し締付けが不可能になる場合がある。
  • ロックナットは接触面積が広く回転させるトルクが大きい。

CROSSLOC CX

 

 

  • CXベアリングはCS止めねじタイプのベアリングより1サイズ大きく一般的なアダプタスリーブを使用可能。
  • 小さいキャップボルトは六角レンチで簡単に締付けが可能。キャップボルトを対角に締めることによってアダプタを引き込む力はロックナットを締めて行うよりはるかに大きい。